すこやか整骨院ブログ | 産後・背骨・骨盤矯正・交通事故治療専門

座っていると腰が重くなる方へ|椅子と骨盤の関係を解説

こんにちは。
大阪市城東区関目のすこやか整骨院です。

デスクワークや車の運転などで長く座っていると、次のような状態になることはありませんか?

・座り始めは大丈夫なのに、時間がたつと腰が重くなる
・仕事の後半になると、腰を伸ばしたくなる
・椅子から立ち上がる瞬間に腰がつらい
・背もたれへ寄りかかっていないと疲れる
・姿勢を正そうとしても、すぐ元へ戻ってしまう
・腰やお尻の左右どちらかだけが重くなる
・長時間運転した後に、腰が固まったように感じる

このような場合、

「姿勢が悪いから」
「骨盤がゆがんでいるから」

と、一つの原因だけで説明できるとは限りません。

座っているときの腰の負担には、

・椅子の高さや奥行き
・椅子へ座る位置
・骨盤の傾き
・足の位置
・背もたれの使い方
・机やパソコン画面の高さ
・座っている時間
・姿勢を変える回数
・股関節や背中の動き
・運動量や睡眠

など、複数の要素が関係することがあります。

この記事では、座っていると腰が重くなる理由を中心に、椅子と骨盤の関係、自宅や職場で確認したいポイント、すこやか整骨院で確認している内容について解説します。


【先に結論】問題は「座ること」だけではありません

研究においても、座る時間や特定の姿勢と腰痛との関係について、すべての研究で一致した結論が出ているわけではありません。

一方で、

・同じ姿勢を長時間続ける
・座っている間にほとんど動かない
・立ち上がる機会が少ない
・椅子や机が身体に合っていない
・前かがみや腰を反らした姿勢を続ける

といった状況は、腰の不快感と関連する可能性が報告されています。

つまり大切なのは、

「正しい姿勢を一日中固定すること」ではありません。

身体に合った椅子や机へ調整し、座る、立つ、歩くなど、身体の状態をこまめに変えることが大切です。


この記事で分かること

この記事では、次の内容を確認できます。

・座っていると腰が重くなる理由
・骨盤が前後へ傾く仕組み
・「骨盤を立てる」の考え方
・椅子の高さと腰の関係
・背もたれを使ってよいのか
・良い姿勢でも疲れる理由
・デスク環境の確認方法
・座っている途中にできる工夫
・当院で確認しているポイント
・医療機関への相談を優先した方がよい状態

必要なところからお読みください。

座る姿勢そのものが、必ず腰痛を引き起こすわけではありません。

1.座っていると腰が重くなるのはなぜ?

立っているときは、足、膝、股関節、骨盤、背骨などを使って身体を支えています。

椅子へ座ると、身体を支える場所が変わります。

座っているときは、主に、

・足の裏
・太ももの裏側
・お尻
・背もたれ

などで身体を支えます。

このとき、椅子の高さや座る位置が身体に合っていないと、骨盤や背骨が安定しにくくなります。

例えば、

・足が床から浮いている
・椅子へ浅く座っている
・お尻が前へ滑っている
・机が低く、前かがみになっている
・画面が低く、頭を前へ出している
・キーボードやハンドルが遠い

といった状態です。

このような姿勢を長く続けると、腰や背中の筋肉が、同じ状態で身体を支え続けることがあります。

その結果、

・重だるい
・腰が固まったように感じる
・腰を伸ばしたくなる
・座る位置を何度も変えたくなる
・立ち上がる瞬間につらい

といった感覚につながる場合があります。

【ポイント】

腰が重いからといって、腰の筋肉だけに原因があるとは限りません。

骨盤、股関節、背中、足の位置、椅子や机なども含めて確認することが大切です。

2.座ると骨盤はどのように動くのか?

骨盤は上半身と下半身をつなぎ、身体を支える土台のような役割をしています。

ただし、骨盤は一つの位置に固定されているわけではありません。

立つ、座る、前かがみになるといった動作に合わせて、前後へ傾きます。

骨盤が前へ傾いた座り方

骨盤が前へ傾くと、腰の反りが強くなりやすくなります。

この状態を続けると、

・腰の後ろへ力が入る
・胸を張り過ぎる
・お腹を前へ突き出す
・背中や腰の筋肉が疲れる

といったことがあります。

「姿勢を良くしよう」と意識するあまり、腰を強く反らせている方もいます。

一見すると背筋が伸びているように見えても、腰まわりへ力が入り続けていれば、長時間保つことは難しくなります。

骨盤が後ろへ傾いた座り方

椅子へ浅く座り、お尻が前へ滑ると、骨盤は後ろへ傾きやすくなります。

すると、骨盤の上にある背骨も丸くなりやすくなります。

その結果、

・腰が丸くなる
・背中も丸くなる
・頭が前へ出る
・肩が前へ入る
・腰や背中の筋肉が引き伸ばされた状態で働く

といった変化が起こることがあります。

ただし、

骨盤が前へ傾くことも、後ろへ傾くことも、それ自体が直ちに悪いわけではありません。

身体は、作業や休憩に合わせて姿勢を変えるようにできています。

負担につながりやすいのは、前後どちらか一つの姿勢を長時間続け、ほとんど動かないことです。

3.「骨盤を立てる」とはどういうこと?

座り方の説明で、

「骨盤を立てて座りましょう」

といわれることがあります。

これは一般的に、骨盤を前や後ろへ大きく傾けず、上半身を無理なく支えやすい位置へ置くという意味で使われています。

しかし、骨盤を立てようとして、

・胸を強く張る
・腰を反らせる
・肩甲骨を寄せ続ける
・お腹へ力を入れ続ける
・背もたれをまったく使わない

という姿勢になると、かえって疲れることがあります。

【大切な考え方】

骨盤を立てることは、腰を反らせて我慢することではありません。

腰や肩へ余計な力を入れなくても、上半身を支えやすい位置を探すことが大切です。

また、骨盤を立てた状態を一日中保つ必要もありません。

作業中は少し身体を起こし、資料を読むときや休憩中は背もたれを使うなど、状況に応じて姿勢を変えて構いません。

4.椅子へ浅く座ると腰が重くなりやすい理由

椅子へ浅く座ると、太ももが座面へ十分に乗らず、身体を支える面積が小さくなります。

さらに、お尻が前へ滑ると、

骨盤が後ろへ傾く

腰が丸くなる

背中も丸くなる

頭が前へ出る

腰や背中が姿勢を支え続ける

という状態になりやすくなります。

特に柔らかいソファでは、お尻が深く沈み込み、骨盤が後ろへ倒れやすくなります。

その姿勢でパソコンやスマートフォンを見ると、頭がさらに前へ出ることがあります。

座る位置を確認してみましょう

椅子へ座るときは、次の点を確認してください。

・お尻を座面の奥へ近づける
・太ももを座面へ乗せる
・背もたれを適度に使う
・足の裏を床または足台につける

ただし、深く座れば必ず腰の重さがなくなるわけではありません。

椅子の座面が長過ぎる場合、深く座ると膝の裏が圧迫されたり、背中が背もたれまで届かなかったりします。

その場合は、腰の後ろへ薄いクッションを入れ、背もたれとの隙間を調整する方法があります。

5.椅子の高さと腰の関係

椅子の高さが身体に合っていないと、足や骨盤が安定しにくくなります。

椅子が高過ぎる場合

椅子が高く、足の裏が床から浮いていると、

・太ももの裏が圧迫される
・足で身体を支えにくい
・お尻が前へ滑りやすい
・骨盤が後ろへ傾きやすい

といった状態になることがあります。

足が床につかない場合は、足台や安定した台を使う方法があります。

椅子が低過ぎる場合

椅子が低過ぎると、

・膝が股関節より大きく上がる
・骨盤が後ろへ傾きやすい
・机が相対的に高くなる
・肩をすくめて作業する

といった状態になることがあります。

椅子の高さを合わせる目安

次の状態を一つの目安にしてください。

・足の裏が床または足台につく
・膝や股関節が窮屈ではない
・太ももの裏が強く圧迫されない
・肩をすくめずに机を使える
・肘を身体の近くへ置ける

身体の大きさや作業内容によって、適した高さは異なります。

膝や股関節を特定の角度へ固定することより、無理なく座れているかを確認することが大切です。

6.背もたれを使うと姿勢が悪くなる?

「背もたれへ寄りかかると姿勢が悪くなる」

「背もたれを使うと筋肉が弱くなるのではないか」

と心配される方がいます。

しかし、背もたれを使うこと自体が悪いわけではありません。

背もたれには、上半身を支え、腰や背中へかかる負担を分散する役割があります。

大切なのは、背もたれへ身体を預けたまま、長時間まったく動かなくなることを避けることです。

背もたれの使い分け

・文字を入力するときは少し身体を起こす
・資料を読むときは背もたれを使う
・電話や考え事のときは身体を預ける
・疲れてきたら一度深く座り直す

など、作業に合わせて使い分けましょう。

背もたれを使わずに良い姿勢を我慢するより、適度に身体を預けながら姿勢を変える方が現実的です。

7.良い姿勢でも長時間続ければ疲れます

腰痛対策として、姿勢を見直すことは大切です。

しかし、どれほど整った姿勢であっても、何時間も同じ状態を続ければ、特定の筋肉や関節へ負担が集中します。

2020年に公表された、姿勢や身体的負担と腰痛の関係を検討したレビューでは、特定の脊椎姿勢が腰痛を引き起こすという因果関係について、研究結果は一致していないとされています。

また、座位時間を客観的に測定した研究をまとめた2020年のシステマティックレビューでは、長時間座った直後に腰の不快感が増える可能性はあるものの、長時間座ることが腰痛の発症を直接引き起こすかについては、明確な結論が出ていません。

そのため、

「この姿勢でなければならない」

と一つの姿勢へ固定するのではなく、

・深く座る
・少し前へ座る
・背もたれを使う
・足の位置を変える
・立ち上がる
・短い距離を歩く

など、姿勢へ変化を入れることが大切です。

8.座る時間だけでは腰痛を説明できません

座る時間が長い方すべてに、腰痛が起こるわけではありません。

反対に、座る仕事をしていない方にも腰痛は起こります。

腰の状態には、

・過去の腰痛
・身体活動量
・仕事の負担
・睡眠
・ストレス
・運動習慣
・持病や過去のけが

など、さまざまな要素が関係することがあります。

そのため、

「座り過ぎだけが原因」
「骨盤の傾きだけが原因」

と断定することはできません。

座っていると症状が強くなる場合は、その方にとって、座る環境や座り方が負担の一つになっている可能性を考えます。

9.椅子を替えれば腰の重さは改善する?

腰が重くなると、

「もっと良い椅子へ買い替えれば楽になるのではないか」

と考える方もいます。

身体に合った椅子を選ぶことは大切です。

ただし、椅子を替えるだけで、すべての腰の重さが解決するとは限りません。

椅子による介入とオフィスワーカーの腰痛や不快感を調べた2021年のシステマティックレビューでは、椅子の変更による効果について、研究結果が一致しておらず、根拠の確実性も十分ではないと評価されています。

椅子を買い替える前に、まずは、

・現在の椅子の高さを調整する
・足台を使う
・背もたれとの隙間を調整する
・机や画面の位置を変える
・座る時間を区切る

などを試してみましょう。

調整によって腰の重さが変わるのであれば、作業環境が負担の一つになっている可能性があります。

10.パソコン環境で確認したいポイント

画面が低過ぎませんか?

パソコン画面が低いと、文字を見るために頭を前へ出し、背中や腰を丸めやすくなります。

ノートパソコンを長時間使う場合は、

・パソコン台で画面を上げる
・外付けキーボードを使う
・外付けマウスを使う

などの方法があります。

ノートパソコンは画面と手元を別々に調整しにくい

ノートパソコンは、画面とキーボードが一体になっています。

画面を見やすい高さまで上げると、キーボードも高くなります。

反対に、キーボードを操作しやすい高さへ置くと、画面が低くなることがあります。

長時間使う場合は、外付けキーボードやマウスを使用すると、画面と手元を別々に調整できます。

キーボードやマウスが遠くありませんか?

キーボードやマウスが遠いと、腕を前へ伸ばす必要があります。

すると、

・肩が前へ移動する
・頭が画面へ近づく
・背中が丸くなる
・骨盤が後ろへ傾く

といった姿勢になりやすくなります。

肘を身体の近くへ置き、肩をすくめずに操作できる位置へ調整しましょう。

机が高過ぎませんか?

机が高過ぎると、

・肩をすくめる
・肘が外へ広がる
・身体を持ち上げるように腰を反らせる

といった姿勢になる場合があります。

椅子を高くして調整する場合は、足が床から浮かないように足台も使いましょう。

書類を横へ置いていませんか?

書類や電話を身体の横へ置き、何度も同じ方向へ身体をひねりながら作業すると、腰の片側へ負担が集中することがあります。

頻繁に使う物は、なるべく身体の正面や手の届きやすい位置へ置きましょう。

11.車の運転で腰が重くなる方へ

車のシートやハンドルの位置も、腰の状態に影響することがあります。

運転中にハンドルやペダルが遠いと、

・腕を前へ伸ばす
・背中が背もたれから離れる
・骨盤が後ろへ傾く
・片脚を伸ばし続ける

といった状態になることがあります。

シートを調整する際は、

・ハンドルを操作しても肩が背もたれから大きく離れない
・ペダルを踏んでも膝が伸び切らない
・背もたれへ身体を預けられる
・お尻が前へ滑らない

といった状態を目安にしてください。

長距離を運転する場合は、運転前の姿勢だけでなく、途中で車を降りて歩くなど、同じ姿勢を中断することも大切です。

12.自宅や職場で確認したいチェック項目

次の項目を確認してみてください。

□ 足の裏が床または足台についている
□ お尻が前へ滑っていない
□ 太ももの裏が強く圧迫されていない
□ 背もたれへ無理なく身体が届く
□ 机が高過ぎない
□ 画面を下からのぞき込んでいない
□ キーボードやマウスが遠過ぎない
□ 肩をすくめずに作業できる
□ いつも同じ方向へ身体をひねっていない
□ 長時間、ほとんど姿勢を変えていない

当てはまらない項目があるからといって、それだけで腰の原因を判断することはできません。

ただし、椅子や机を調整したときに腰の重さが変化するのであれば、作業環境が負担の一つになっている可能性があります。

13.座っている途中にできる5つの工夫

仕事の区切りで立ち上がる

何分ごとに必ず立たなければならないという、腰痛予防の明確な基準は確立されていません。

電話、印刷、飲み物、トイレなど、仕事の区切りを利用して立ち上がりましょう。

立てない場合は座り直す

席を離れられない場合でも、

・お尻を椅子の奥へ戻す
・背もたれを使う
・足の位置を変える
・一度身体の力を抜く

など、座ったまま姿勢を変えることができます。

腰だけを強く反らさない

腰が丸くなっていると感じたときに、腰だけを強く反らすと、別の負担がかかることがあります。

腰だけでなく、

・肩を軽く回す
・胸を少し起こす
・足の位置を変える
・身体を左右へ向ける

など、身体全体へ小さな動きを入れましょう。

短い距離でも歩く

特別な運動でなくても構いません。

コピー機まで歩く、飲み物を取りに行く、少し遠いトイレを使うなど、短い移動も座り続ける時間を中断する機会になります。

立ち続けない

座り過ぎが気になるからといって、一日中立ち続ければよいわけではありません。

長時間の立位も、腰や脚へ負担になる場合があります。

座る・立つ・歩くを、仕事の内容に合わせて切り替えることが大切です。

14.腰が重いときに強く押してもよい?

座り続けた後に腰が重いと、腰を強く押したり、硬いボールを当てたりしたくなる方もいます。

軽く身体を動かしたり、痛みのない範囲でやさしく触れたりすることで、一時的に楽になる場合はあります。

一方で、

・息を止めるほど強く押す
・内出血ができる
・しびれや電気が走る感覚が出る
・翌日まで強い痛みが残る
・骨の上へ硬い物を押し当てる

といった方法はおすすめできません。

腰が重い場合、腰の筋肉が縮んで硬くなっているとは限りません。

丸い姿勢で引き伸ばされながら働いている場合や、同じ姿勢を支えて疲れている場合もあります。

刺激を強くするよりも、

椅子・机・足の位置や姿勢を変えたときに、症状がどのように変化するか

を確認することが大切です。

15.すこやか整骨院で確認していること

当院では、「腰が重い」という症状だけで施術内容を決めるのではなく、どのような条件で症状が出るのかを確認します。

どのくらい座るとつらくなるか

座った直後からつらいのか、30分や1時間ほどで重くなるのかを確認します。

姿勢を変えるとどうなるか

立つ、歩く、横になる、腰を伸ばすなど、姿勢を変えたときの変化を確認します。

骨盤の傾き

座ったときにお尻が前へ滑り、骨盤が後ろへ傾いていないかを確認します。

反対に、姿勢を良くしようとして腰を反らせ過ぎていないかも確認します。

股関節の動き

股関節が動きにくいと、前かがみや立ち上がりの際に、腰が代わりに動き過ぎることがあります。

背中の動き

背中が動きにくくなり、腰だけで身体を曲げたり伸ばしたりしていないかを確認します。

椅子や作業環境

椅子の高さ、机、画面、キーボード、マウス、車のシートなどについて伺います。

可能な場合は、普段の作業環境を写真で確認する方法もあります。

生活全体の状態

仕事中の姿勢だけでなく、

・運動量
・睡眠
・仕事時間
・過去の腰痛
・日常生活での身体の使い方

なども確認します。

16.当院で行う施術とサポート

施術者が患者の背中に手を当てて状態を確認している様子

身体の状態に合わせて、腰だけでなく、骨盤、股関節、背中などを確認します。

筋肉への施術

腰、背中、股関節周辺の筋肉を確認し、身体へ余計な力が入らない範囲で施術を行います。

強い刺激を我慢して受けることを目的とはしていません。

背骨・骨盤周辺の調整

無理に身体をひねったり、大きな音を鳴らしたりすることを目的とはしていません。

身体の状態に合わせて、自分では動かしにくい部分の動きを補助します。

座り方と作業環境の確認

施術を行うだけでなく、椅子、机、パソコン画面などの環境も確認します。

すべてを買い替えるのではなく、椅子の高さ、足台、クッション、画面の位置など、現在の環境で変更できる部分からご提案します。

運動指導

腰だけを動かすのではなく、股関節、背中、体幹など、座る姿勢に関係する部分を確認します。

運動内容は一律ではなく、その方の症状や身体の動きに合わせて行います。

17.医療機関への相談を優先したい場合

座っていると腰が重くなる症状は、姿勢や身体の使い方、作業環境などと関係することがあります。

ただし、

脚に急に力が入らない、排尿・排便の異常、股の間の感覚低下、発熱を伴う強い痛み、転倒や事故後の激痛

などがある場合は、整骨院ではなく医療機関への相談を優先してください。

これらに当てはまらず、デスクワークや運転後の腰の重さを繰り返している方は、椅子や骨盤の状態、股関節や背中の動きを含めて当院で確認します。

18.この記事のまとめ

座っていると腰が重くなる場合、

「姿勢が悪いから」
「骨盤がゆがんでいるから」

と、一つの原因だけで説明することはできません。

背景には、

・椅子の高さや奥行き
・座る位置
・足の位置
・骨盤の傾き
・机や画面の高さ
・キーボードやマウスの位置
・長時間同じ姿勢を続けること
・身体を動かす機会の少なさ
・股関節や背中の動き
・睡眠や運動量

などが関係することがあります。

研究においても、座ること自体を腰痛の直接的な原因と断定することはできない一方、長時間の動きの少ない座位や、姿勢変化の少なさが腰の不快感と関連する可能性が報告されています。

そのため、正しい姿勢を一日中固定しようとするのではなく、

・足の裏がつくように椅子を調整する
・お尻が前へ滑らないように座り直す
・背もたれを適度に使う
・画面やキーボードの位置を調整する
・仕事の区切りで立ち上がる
・座る、立つ、歩くを切り替える

など、身体と環境の両方を見直すことが大切です。

すこやか整骨院では、腰だけでなく、骨盤、股関節、背中の動き、座り方、椅子や机などの環境を確認します。

大阪市城東区関目周辺で、座っていると腰が重くなる方、デスクワークや運転後の腰痛を繰り返している方は、お身体の状態についてご相談ください。


関連ブログ


参参考にした主な研究・公的資料

本記事は、座る時間や姿勢、作業環境と腰痛との関係について、以下の研究・公的資料を参考に作成しています。

座る時間・姿勢と腰痛に関する研究

Alaca N, Acar AÖ, Öztürk S.
Low back pain and sitting time, posture and behavior in office workers: A scoping review.
2025. PubMed PMID:40111906

オフィスワーカーを対象とした22件、合計7,814人の研究を整理したレビューです。座る時間や姿勢、休憩、座位行動と腰痛との関係が検討されていますが、座ることが腰痛の直接的な原因であると証明した研究ではありません。

De Carvalho DE, et al.
Association of Exposures to Seated Postures With Immediate Increases in Back Pain: A Systematic Review of Studies With Objectively Measured Sitting Time.
2020. PubMed PMID:32081511

長時間座った直後に腰の不快感が増える可能性は示されていますが、腰痛の発症との因果関係については、明確な結論が出ていません。

Swain CTV, et al.
No consensus on causality of spine postures or physical exposure and low back pain: A systematic review of systematic reviews.
Journal of Biomechanics. 2020;102:109312.
PubMed PMID:31451200

特定の背骨の姿勢や身体的負担が腰痛を引き起こすという因果関係について、研究結果は一致していないと報告されています。

van Niekerk SM, et al.
The effectiveness of a chair intervention in the workplace to reduce musculoskeletal symptoms: A systematic review.
2021. PubMed PMID:33970803

職場で使用する椅子の変更による効果を検討したレビューです。椅子を替えるだけですべての腰痛が改善すると断定できるほど、研究結果は一致していません。

参考にした公的機関の資料

World Health Organization(WHO)
Low back pain
WHO guideline for non-surgical management of chronic primary low back pain in adults in primary and community care settings

腰痛の原因や管理方法、運動や教育、身体的・心理的な支援などを、状態や生活背景に合わせて検討する考え方を参考にしています。

Occupational Safety and Health Administration(OSHA)
Ergonomics
Computer Workstations eTool

椅子、机、パソコン画面、キーボード、マウスなどを、使用する方の身体や作業内容に合わせて調整する考え方を参考にしています。

研究情報の取り扱いについて

研究結果は、対象者の年齢や職業、腰痛の状態、座る時間の測定方法などによって異なります。

そのため、本記事では、

・座ることが腰痛の直接的な原因である
・骨盤を立てれば腰痛が改善する
・決まった時間ごとに立てば腰痛を予防できる
・椅子を替えれば腰痛が治る

とは断定していません。

腰の状態には、座り方や作業環境だけでなく、身体活動量、過去の腰痛、睡眠、仕事の負担など、複数の要素が関係する可能性があります。

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すこやか整骨院の外観写真

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