
寝返りは腰痛を救う!?
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3月中旬、まだまだ寒い日が続いていますね。寒い日が続くと、朝起きた時の腰の痛みにお悩みの方もおられるかと思います。
その「朝の腰の痛み」は、寝返りがうまくできていないことが原因かもしれません。一般的には寝返りが少ない方が「寝相が良い」と肯定的に捉えられがちですが、実はそうではありません。
1.寝返りの役割
寝返りは、睡眠中に身体を横向きや仰向けからうつ伏せに回す動作を指します。この寝返りの役割は、身体の健康や快適な睡眠の維持に重要です。以下に、寝返りの主な役割を説明します。
➀体圧の分散と筋肉のリラックス
寝返りを打つことで、寝ている間に身体の特定の部位にかかる体圧を分散させることができます。
これにより、特定の部位への圧力が長時間かかりすぎず、筋肉がリラックスしやすくなります。
特に、仰向けで寝ていると背中や腰に圧力がかかりやすいため、寝返りはこれを緩和します。
②血液循環の促進

寝返りをすることで、局所的な血液循環が促進されます。
これにより、皮膚や筋肉に酸素や栄養が適切に供給され、細胞の健康が維持されます。
また、老廃物の排出も助け、身体全体の代謝に良い影響を与えます。
③姿勢の調整と筋肉の均等な使い方
寝返りを繰り返すことで、身体が異なる姿勢になり、筋肉が均等に使われます。
これにより、特定の筋肉群への負担が軽減され、姿勢の歪みを防ぐ助けになります。
④疼痛(痛み)の軽減
寝返りは、特定の部位に圧力がかかりすぎないようにするため、疼痛や不快感を軽減するのに役立ちます。
特に、腰痛や肩こりのある人にとって、寝返りは痛みを和らげる手段として重要です。
寝返りは身体の健康を維持し、睡眠の質を向上させるために必要な動作です。特に、寝返りを打つことで身体の圧力が均等に分散され、筋肉や血液循環が健康的に保たれ、疼痛が軽減されます。
そのため、寝返りを取ることは、良い睡眠と健康な生活を維持する上で重要な役割を果たしています。
2.寝返りができないと起こる問題
寝返りができないと、身体の健康や睡眠の質にいくつかの問題が生じる可能性があります。
以下に、寝返りができないと起こりうる主な問題を説明します
➀体圧の集中

寝返りができないと、身体の特定の部位に長時間体重がかかり続けるため、その部位に圧力が集中します。
特に仰向けで寝ている場合、背中や腰に圧力がかかり、腰痛や背中の不快感が増加する可能性があります。
②筋肉の硬直と血液循環の悪化
寝返りができないと、身体の特定の筋肉が硬直しやすくなります。
これにより、血液循環が悪化し、酸素や栄養の供給が不足することがあります。
硬直した筋肉は痛みを引き起こしやすく、筋肉や関節の問題を悪化させる可能性があります。
③姿勢の歪み

寝返りができないと、睡眠中に一つの姿勢を維持し続けることになります。
これにより、身体の姿勢が歪んでしまう可能性があります。
姿勢の歪みは脊椎や関節への負担を増加させ、慢性的な疼痛や姿勢の問題を引き起こすことがあります。
④睡眠の質の低下

寝返りができないと、睡眠中に緊張感や不快感が増加し、深い睡眠に入りにくくなることがあります。
これにより、睡眠の質が低下し、疲労感や不眠症のリスクが高まる可能性があります。
⑤肺機能への影響
仰向けで寝続けることで、胸部の肺が圧迫され、呼吸が制限されることがあります。
これは特に、寝返りを打つことができない高齢者や寝たきりの患者に影響を及ぼす可能性があります。
寝返りができないことは、身体への負担や疼痛、睡眠の質の低下など、さまざまな問題を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。特に、寝返りを打つことが難しい場合は、医師や専門家に相談し、適切な対策や治療を検討することが重要です。
3.寝返りを打つ方法と注意点
寝返りを打つことが腰痛の軽減に役立つことが分かりましたが、寝返りをうまく打つためには正しい方法と注意点があります。
以下に、寝返りを打つ際の方法と注意点をご紹介します。
➀枕の選択

寝返りを打つ際に、適切な枕を使用することも重要です。枕の高さや硬さは個人差がありますが、寝返りを打つ際に首や頭部が適切な位置にあることを確認しましょう。適切な枕を使用することで、首や背中への負担を軽減できます。
②寝具の選択

寝返りを打つ際に、適切な寝具を使用することも重要です。柔らか過ぎると、体が沈み寝返りが打ちにくくなります。程よい硬さの寝具を選ぶのが◎ですが、しっくりこない場合は、畳にお布団で寝ることをオススメ致します。
③寝る環境の選択

寝る環境もとても重要です。隣に子供や猫やわんちゃんが一緒に寝ていると、本能的に気にかけ寝返りの回数は減少します。
自分が思う存分寝返りを打てるスペースを確保しましょう。
④ストレッチと筋力トレーニング

寝返りを打つために必要な柔軟性と筋力を維持するために、日常的にストレッチや筋力トレーニングを行うことが役立ちます。特に、背中や腰、脚の筋肉を強化することで、寝返りを打つのが楽になります。
4.最後に
寝返りは、腰痛の予防や軽減に役立つ重要な行動です。
正しい方法と注意点を守りながら、寝返りを打つ習慣を身につけることで、朝の腰の痛みを軽減し、快適な睡眠をサポートできます。身体の健康を維持するために、寝返りを大切にしましょう。
また、当院での矯正治療では、この「寝返りをしやすくする」施術を中心におこなっております。
「体が硬くて寝返りがあまりできていない」と感じる方は、是非一度、当院の矯正治療を体験してください。
一回目からお身体の変化を感じて貰えると思いますよ。
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