筋肉が働かないのは“関節の眠り”が原因？

1. 「体を動かしても効かない…」そんな感覚ありませんか？

「最近、体を動かしても思うように効かない」
「頑張っているのに疲れが残る」

そんな経験、ありませんか？
もしかすると、“関節が眠っている”のかもしれません。

関節がしっかり動かない状態のままでは、
どれだけ筋肉を鍛えても、本来の力を発揮しにくいものです。

2. 頑張っているのに体が変わらない理由

以前、40代の男性が
「腰痛予防のために腹筋を続けていましたが、
腰痛は良くならず、首や肩が張ってきてしまいました」
というお悩みで来院されました。

実際に、椅子に座った状態で腰を丸めてもらう動きを確認すると、
腰の関節そのものがほとんど動かず、
背中の上の方だけで丸くなっている状態でした。

このまま腹筋をすると、腰の関節がうまく動かない分、首や背中の筋肉ばかりが働いてしまうため、
かえって上半身に負担がかかり、痛みにつながっていたと考えられます。

つまり、筋肉を動かす“土台”である関節が、うまく機能していなかったのです。

3. 関節を目覚めさせるための矯正

矯正といっても、方法はさまざまです。
「ボキボキ鳴らす」「強く押す」といった刺激的な方法もありますが、
当院では体をやさしく動かしながら、関節本来の動きを取り戻すことを目的としています。

肩を軽く回したり、腰をねじったり、首の可動を丁寧に引き出したり――
日常動作に近い自然な動きで、関節が“目を覚ます”ように促していきます。

体が固まっていた方ほど、
「呼吸がしやすい」「立ち上がりが軽い」など、変化を実感されることが多いです。

4. 関節が動くと、筋肉も応えてくれる

関節のまわりには、大きな筋肉だけでなく、小さな筋肉や靭帯もたくさんついています。
その部分が固まってしまうと、筋肉は本来の伸び縮みができません。

矯正で関節がしなやかに動くようになると、
筋肉が「正しい順序」「正しい位置」で働けるようになります。

たとえるなら、サビついたドアの蝶番を少しずつ動かして滑らかにしていくように、関節も少しずつ動きを取り戻していきます。
動きが戻ることで、筋肉も自然に反応し始めるのです。

5. 関節→筋肉→姿勢、この循環が整うと体は変わる

関節の可動域が広がることで、
筋肉が正しく働き、姿勢が安定して疲れにくい体になります。

この“関節→筋肉→姿勢”の循環が整うと――

• 筋トレやストレッチの効果が出やすくなる
• 血流がよくなり、体が温まりやすくなる
• 寝返りがスムーズになり、朝のだるさが減る

といった変化が現れてきます。

つまり、矯正は“形を整える”だけではなく、
眠っていた関節を目覚めさせ、筋肉が本来の力を発揮できるようにするためのサポートなのです。

6. すこやか整骨院が大切にしていること

私たちは、「痛みを取る」だけをゴールにしていません。
関節が動き、筋肉が働き、体が自然に回復できる――
そうした“動ける体”を取り戻すことを目指しています。

関節が動く → 筋肉が働く → 睡眠中に体がリセットされる。
この流れを整えることが、毎日を軽やかに過ごす第一歩だと考えています。

7. まとめ

✔ 筋肉が働かない原因の一つは“眠った関節”にある
✔ 矯正で関節を目覚めさせることで、筋肉が正しく働きやすくなる
✔ 関節と筋肉の両方を整えることで、体は確実に変わっていく

矯正や筋肉治療は、“動ける体”を育てるためのサポートです。
関節が整い、筋肉が活きることで、
「最近、体が軽くなった」と感じる瞬間が少しずつ増えていきます。

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※本記事は、すこやか整骨院（大阪市城東区関目）での臨床経験および解剖学・運動生理学的知見をもとに作成しています。

※施術効果には個人差があります。お身体の状態に合わせた最適な方法をご提案いたします。