風邪のひきはじめに効果的なツボ

秋が本格化し、昼と朝晩の寒暖差が大きくなってきましたね。この季節、風邪をひいてしまう方も多いのではないでしょうか？

風邪は万病のもとと言いますが、これは東洋医学の「風邪は百病のはじめなり」という言葉から来ています。

東洋医学では、風邪は風の邪と捉え、体のバリア機能が低下すると風の邪が体内に入り、さまざまな症状を引き起こすものと考えられています。その代表が風邪です。

1.ツボ刺激で風邪対策

症状別にツボを紹介しましょう。風邪の初期症状には「合谷」と「感冒点」が効果的です。この2つのツボはのどの痛み、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状がある時に刺激します。

➀合谷（ごうこく）

このツボは親指と人差し指の間に位置します。合谷は感冒の初期症状だけでなく、他の症状にも効果があるとされ、万能のツボと言われています。

②感冒点（裏合谷）

感冒点は合谷の裏側にあるツボで、呼吸器の働きを良くし、風邪の症状を緩和します。

2.のどの痛みへのアプローチ

のどの痛みには、左右の鎖骨の真ん中にある窪みにある「天突（てんとつ）」というツボを刺激します。この部分はデリケートなので、ゆっくりと静かに押しましょう。

3.「せき」へのアプローチ

せきが長引く場合は肘を曲げた時に触れる上腕二頭筋腱（力こぶを作る筋肉の腱）のすぐ内側にある「尺沢」と言うツボを押します。

4.鼻づまりへのアプローチ

鼻水、鼻づまりには左右の小鼻（鼻の左右のふくらみ）の脇にある「迎香」と言うツボを押します。迎香は風邪だけではなく花粉症にも効くと言われているツボです。

5.最後に

風邪の季節には、ツボ刺激を取り入れて体調管理を行うことが大切です。

風邪予防や症状の緩和に役立つツボを知っておくと、健康な秋を楽しむ手助けになります。風邪をひいた際や予防のために、ぜひツボ刺激を試してみてください。

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