
腱板断裂(損傷)って何? 五十肩と何が違うの?
こんにちは!
1月ももう終わりに近づき雪もちらちらと降ってきていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
すこやか整骨院は寒い中来院してくださる患者様のために、いつもより一層気合いを入れてお待ちしております。
さて、今回は、五十肩?と間違えられがちな腱板断裂(腱板損傷)についてお話させてもらいます。
腱板断裂って何?
腱板断裂とは何かというと、肩関節の深層には4つの筋肉が付いてあります。
この4つの筋肉は棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋です。いわゆる肩関節のインナーマッスルであり、ローテーターカフ、回旋筋腱板など様々な呼び方がありますが、これら全て同じものを指します。
そのローテーターカフが肩の骨とぶつかり断裂(損傷)することで肩関節の機能低下につながります。
腱板は断裂した覚えがなくても自然と断裂しているケースがあります。
特にご高齢による腱板の硬化、日常的に肩を多く使う方に自然と断裂している事が多いです。
ですが、ご高齢に多くみられるだけで、全年齢の方が起こりうるケガです。
腱板って何?
そもそも腱板とは何かというと
筋肉は骨に付着するのですが、その筋肉が骨に付着する前の段階を腱といいます
つまり 骨→腱→筋肉→腱→骨 となります。
イメージしやすいのがアキレス腱ですね。
アキレス腱は腓腹筋とヒラメ筋という2つの筋肉がかかとの骨(踵骨)に付着する前の段階です。
骨→腓腹筋・ヒラメ筋→アキレス腱→かかとの骨 (踵骨)となってます。
このアキレス腱など その他の腱に腱板は含まれます。
その腱が板のように平たくなっている部分をいいます。
腱板は上記でも話させてもらった4つの筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)で構成されてるのでアキレス腱のように細長いような腱ではないんです。
腱板が断裂の症状 〜五十肩とは違うの?〜
腱板が断裂すると腱が断裂した痛み、インナーマッスルの働きが低下したことによる肩の円滑な動作の不良です。
症状は腱板が断裂した場所の部分的な痛みが特徴的で、腱板の付着する場所により肩の前や外側に痛みを感じやすいです。
インナーマッスルは肩を円滑に働かせるために、肩の骨をテコの支点に出来るように肩の骨を抑える働きがあります。
肩関節はけん玉のように 受け皿 と玉の部分があり玉が受け皿にキレイに収まって固定されていません。
それにより肩関節はとても広い可動域で動かすことができます。
話を戻しますと、肩関節の広い可動を行うにはインナーマッスルが肩の骨の玉を抑えていないと支点が作れず、肩の動きの不安定になり、肩を動かした時の痛みになります。断裂が酷い方であれば肩を挙げることが出来なくなります。
腱板がよく使われる動きは、ドアノブを回す、着替える際に手を後ろに回す、遠くのものを取ろうとした時などで痛みが生じます。
その他には 夜寝てる時の痛み、肩を動かした時にジャリジャリと音がする、肩を動かすと痛むことがありますが、断裂の程度が低い多くの患者さんは肩の外側の筋肉で肩を挙げることは可能です。
以前もお話した、五十肩との違いは。
五十肩は肩関節の関節包や膜など関節周囲の組織が炎症を起こし癒着してしまい、拘縮を起こして他動的にも自動的にも動かすことが出来なくなることがあります。
症状だけで完全に区別することは困難で、MRIやエコーで検査することで完全な区別ができます。
腱板断裂のリハビリテーション
断裂した腱板は自然に修復することは、ほとんど期待出来ないです。
なので完全に断裂した腱板を治したい場合は手術になります。
ですが、なんらかの理由で手術が出来ない場合は腱板断裂部に負担をかけないようにリハビリテーションを行う必要があります。
そこで重要なのが肩周りの筋肉と肩甲骨の動きの悪さの改善です。
腱板や肩の周りの筋肉は肩甲骨に付着しており、肩甲骨の動きが良くなると腱板の負担を減らすことが期待できます。
そこに、断裂を起こしていない、その他の腱板のインナーマッスルを鍛える事により断裂した筋肉の動きを補う必要があります。
肩甲骨の動きを良くするため、硬くなった筋肉を緩めるために 当院の運動療法なども取り入れた矯正治療などを受けると可動域を広げることが出来ます。
また、手術を行った場合も 矯正治療を受けてリハビリすることにより、術後の拘縮による可動域を広げることができます。
まとめ
あなたの五十肩は、もしかしたら別の障害の可能性もあるため 五十肩だと思っても整骨院や整形外科の受診をオススメいたします。
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