出産はケガをしている状態！？傷ついた体をケアしましょう！

＜出産＞

女性にとって一大イベント出産ですが、出産後のお母さんは、満身創痍の状態です。

産道から赤ちゃんがやっと出てきた出産後の女性の体は、骨盤まわりの筋肉や皮膚が大怪我をした状態だと言われています。

産後に体型を戻すことは、言ってみれば骨盤や骨盤まわりの筋肉のリハビリのようなもの。

怪我の対処は早ければ早いほうが有効ですよね。産後の体へのアプローチも、早い時期からケアしたほうが回復が良くなります。

骨盤の変化

骨盤の形は人生の中で変化しないものとされています。

骨盤の下方後部にあって脊椎の下に位置する三角形の骨(仙骨)がごくわずかの“うなずき運動”をする程度です。

ところが、女性においては妊娠から分娩にかけて骨盤が大きく変化します。

出産での骨盤の変化

分娩時、赤ちゃんもお母さんも出産に向けて体に変化が起こります。

赤ちゃんは産道を通り抜けるため頭がい骨どうしを重ねて頭の断面積を小さくします。

一方でお母さんの体は赤ちゃんの通路となる産道を広くするために、骨盤を形成する骨である恥骨や仙骨をつなぐ”靭帯”や、骨盤の下部にあって内臓や子宮を支えている”骨盤底筋”が変化をし準備します。

このとき、骨盤を形作る骨自体は変わりません。

恥骨どうしをつなぐ恥骨結合、仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節がゆるみ、赤ちゃんにとっての骨盤の出口が大きくなるのです。

これが“出産で骨盤が歪む”と言われる理由となるのです。

最終的に赤ちゃんはスクリューのような旋回運動をしながら産道を通り、縦長の楕円形に開いた骨盤の出口から外に出てきます。

骨盤の中の狭い産道を通って赤ちゃんがでてくるわけですから、お母さんの骨盤まわりは大きなダメージをうけてしまいます。

骨盤ケアのポイントとは？

産後の骨盤ケアにおけるポイントは、アプローチする場所に注意することと、左右をなるべく均等に戻すことです。

ケアの時に締めたいのは、股関節の横あたりにある出っ張り、”大転子”のラインです。

均等になった状態で固定されるのが理想なので、たとえばヨガなどで左右均等な動きを取り入れてから固定するのも良いことです。

その際に固定用ベルトを上手に利用するのも1つの方法です。巻く位置には気を付けてくださいね。

必ず恥骨と大転子を結ぶ線上で、座りづらいくらいの位置が正しい巻き方です。

まとめ

出産後の体のケアは非常に重要です。

骨盤の変化や怪我を考えると、早い段階から骨盤ケアに取り組むことが大切です。

適切なアプローチとトレーニングで、骨盤の健康を維持し、美容と健康を両立させましょう。産後の骨盤ケアは、幸せな母親と赤ちゃんのために欠かせない要素です。

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