
謎のコブ? ガングリオンって何?
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1.ガングリオンとは?手首や指の謎のこぶ
皆さん、ガングリオンって聞いたことありますでしょうか?
手首や指の関節に出来る謎のこぶなのですが、今回は、この謎のこぶ「ガングリオン」についてご説明しようと思います。
2.ガングリオンの特徴
手首や手の甲、足などにグリグリしたこぶ状のものが出来ることがあります。
このこぶ状のものがガングリオンと呼ばれる良性のこぶ(腫瘤しゅりゅう)です。
ガングリオンという名称ですが、ギリシャ語で「腱周辺に出来る腫れ物」という意味らしいです。
3.症状と原因
関節の近くに出来ることが多く、通常は痛みがなく、色も赤くなったりせず、通常の皮膚色をしています。
大きさは色々で、小豆ほどの大きさの物から、ピンポン玉くらいのものまであります。
出来る原因はよくわかっておらず、女性で子育て中のお母さんによくみられる症状のため、抱っこ等での使い過ぎで出来ると思われがちですが、腱の使い過ぎや打撲、関節捻挫などが原因でのケースはまれで、子供から高齢者まで、どの年代でも起こりえます。
4.ガングリオンの内部
ガングリオンの中には、滑液(かつえき)という液体が詰まっています。
その滑液とは、関節や腱の曲げ伸ばしを滑らかにする潤滑油のような役割をする液体です。
この液体が、関節を包む袋(関節包)の出っ張りに流れ込んで、ゼリー状になってこぶ(腫瘤しゅりゅう)になった状態がガングリオンなんです。
5.治療方法と注意点
とは言え、ほとんどが良性で痛みもなく、たいていの場合そのまま様子を見て、特に処置はしません。
痛みはないがどうしても気になる、という人は医療機関で圧迫してつぶしたり、注射で内容物を取り出してもらう方法があります。ですが、この方法だと再発する可能性は高いです。
また、神経や血管の近くに出来ると、痛みや痺れを伴う場合があります。その場合は、手術にて摘出する必要があると言われています。
6.神経の重要性
正中神経とは、小指以外の手のひら側の感覚を担っている神経で、手首の屈曲や親指の動きなど、指先への影響も大きい神経です。
手の動作は多くの筋肉によって成り立っており、正中神経は手を動かす神経の中でも特に重要な役割を担っています。
指先の感覚にも大きく関わっていますので、正中神経が麻痺してしまうと細かな指の動きや手の動作が、著しく損なわれてしまいます。
そうなると日常生活でも不便を感じるようになってしまいますので、痛みの無いガングリオンでも、大きくなってきたら一度整形外科等で診察を受けてみてもいいかもしれません。
7.尺骨神経との比較
尺骨神経も正中神経と同様に、指や手首を動かしづらくなりますが、主に小指から前腕にかけて影響します。
これらの神経を圧迫する恐れがありますので、油断のできない症状です。
8.まとめ
ガングリオンは手首や指の謎のこぶとして知られ、多くの場合は良性で痛みが伴いません。
しかしながら、神経や血管に近い場所に発生すると、痛みや機能障害を引き起こす危険性があることを忘れてはいけません。
正中神経や尺骨神経など、手の機能に重要な役割を果たす神経に影響を及ぼす可能性があります。
ガングリオンの症状が気になる場合は、医療機関での診察を検討しましょう。
適切な治療法を選択し、患者様の生活の質を向上させるお手伝いをしてくれるでしょう。
そして、再発を防ぐためにも、専門家のアドバイスに従うことが大切です。
ガングリオンに関する正しい知識を持ち、適切なケアを受けることで、不必要な痛みや機能の低下を回避できます。
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