湿邪とは～体の水たまり？～

こんにちは！！

週末から週明けの連休中にかけて、台風が到来し、雨の日が続くようです。

洗濯物が乾かない事が気になりますが、「体の中の水たまり」にも気をつけてくださいね。

天気と体調は、一見関係ないように思えますが、実は深い関係があります。

気圧や気温、湿度などから、私たちの体は大きな影響を受けているのです。

気象の変化が影響して体に何らかの症状が出たり、悪化したりする症状を「気象病」というそうで、

「気象病」の中でも、梅雨時や、雨の日に湿気が多い時に湿気による体のトラブルを湿邪（しつじゃ）によるものと考えるそうです。

大気中に水気が増えた状態が、湿度の高い状態となりますが、身の周りの環境がそうなると、体の中に溜まった余分な水分がうまく排出されず、

様々なトラブルを引き起こす原因になるそうです。

雨が降ると頭痛がする、低気圧が近づくと関節等の痛みやだるさを感じる症状などは湿邪によるものの可能性もあります。

また、消化器系にも症状が現れるケースもあります。

雨が降ると食欲が減退する、胃もたれが酷くなる、舌苔が増えるなどの症状はありませんか？

雨だから仕方がない、湿気が高くなると毎回だから、しかも湿邪というものがあるならなおさら、と諦めるのはまだ早いです。

対策の仕方は色々ありまして、雨の日に不調を感じるのであれば、食生活の見直しから始めましょう。

脂っこいもの、消化に悪いものを避け、サラッとさっぱり食べられる、消化の良いものを積極的に取るようにしてください。

食欲がないときには一食抜いても構わないでしょう。

また、普段から汗をかきにくい人、トイレに行く回数が少ない人、むくみやすい人は、湿邪による不調に見舞われやすい傾向がありますので、

意識的に汗をかき、トイレに行くようにしてください。

頭痛には頭痛対策、胃腸系には胃腸系の対策、と分けて考えるのではなく、体全体から湿を除いて調子を整えるようにしましょう。